イギリスに来た目的
ロンドンではワーホリに来た人にたくさん出会った。
100人いれば、100通りのワーホリの過ごし方がある。
旅行しに来た人、たまたま当選したから来た人、本当に人それぞれ。
そして、1年以上経った今、私もなぜイギリスに来たのか考えてみることにした。
日本での生活の居心地の悪さと、仕事への満足感を感じつつも、漠然と「いつかイギリスに住みたい」という思いがあった。
なぜか分からないけれど、この国に小さいころから憧れており、飼った犬はゴールデンレトリバーとボーダーコリーというイギリスブランド。
前世はイギリス人だったと友達に豪語していた。
憧れは強くなりながらも、現実的には留学できるような費用は持ち合わせていなかった。
留学できないのであれば、ワーホリビザを得て渡英しよう、それなら現地での滞在費用を少し補うことができる。と考えるようになった。
しかし、ワーホリのビザは先着順ではなく抽選制となり、ますますハードルが高くなっていった。
もうダメかもしれない、ダメなら、定年後大学院留学でもしてみようか。。。半ば諦めながらも、貯金に励んだ。
パスポートも心機一転、更新した。
そして、これくらいならギリギリ2年間生活できるかもしれない、という金額に達したとき、当選した。
当選発表の日は、仕事が手につかなかったのを今でも覚えている。
メール、来ないかな、どうしよう、もうすぐ時間になってしまう。。。。。
そんな時、スマホのバイフの音がして、さっと目をやると、SUCCESSFULの文字が一瞬見えた。
!!!
こんなに心臓の音が高鳴ったのは久しぶり。
当たった、当たったんだ!
その日は仕事しながらも、いつやめよう、どうしよう、本当に当たっちゃった、生活していけるかな、そんな思いで仕事が手につかなかった。
出発の日はそれはそれは不安で、入国した後もずっと不安だった。
「とにかく仕事を早く見つけなくちゃ貯金が減ってしまう」
そして、この国で仕事を見つけてやっと生活の目処が立とうとしている。
就労ビザのサポートをしてくれることも決定した。
この国でビザサポートを受けて、身を立てる、という目標に一歩近づいた。
でも、なぜこの国に来たかったんだろう?
つづく